2010/10/01

タバコをやめて思うこと

これで、朝歯を磨いたときにえづくことがなくなるかな。気持ちの良い朝が迎えられるに違いない。
タバコを吸い続けて30年。今回の値上げは今後のジブンにとって結果良かったと思えるように希望します。

たださ、タバコってニコチンの効果以外にもあることを忘れちゃいけない。
もちろん税収はあるよね。タバコの値段の8割以上は税金であるので、吸っている人は「ちゃんと税金払ってるんだぞ。おまいらはどっかでその恩恵にあずかってるんだぞ」と言いたい。ところだが、近年の統計でいうと、タバコが及ぼす健康被害を考えると差し引き7000億円くらいはタバコの害が上回っている。
もうそうなるとタバコ吸い者の意見はエゴにしかならないのだ。

だぁがしかし、ワタクシが言いたいのは別。
火を持つ人間が少なくなるってことを憂慮したい。ライターとかね。

ヒトの歴史は火をどう扱ってきたかでも語られる。
その始まりは自然からの火を受け、そうして火を自ら起こすことを知った。
「火」はヒトにとってなくてはならないものである。誰にでも公平に「火」はその役割を果たして来た。「火」をどう制御してきたかということもヒトの歴史である。

今、どうなんだろう?「火」を何かから起こせる人間はいるのだろうか?

取り敢えず昨日までは、タバコを吸っていた人は「火」を持っていた。
でも今日からは「火」を持ってる人は多分激減するはず。

「火」も自分のモノにしてヒトは文明を築いてきた。「火」を失っていく人間はどうなるんだろうか?