2010/04/26

評価と対価

ふひ〜、ひと作業終了。データベースを30件ほど入力した。
10年くらい前に頼まれて作ったSQLのデータベースであるが、いざ自分が入力してみるとすげー使いづらい。言い訳じゃないが、その理由は依頼主の言う通り作ったからだ。

「ずっと紙でやってたんだけどパソコンのデータベースにしてもらえる?フォーマットはこの通りでいいから」と渡された書式をみたら、後先のデータ管理はまるで想定していない様子だった。
まぁオレが入力するワケじゃないからいいや、と作ったもんだからやっぱりすげーダメダメ。フレームワークをチマチマと変更しながら入力をしたのだ。

今回のこのデータは1000件分ほど頼まれた。頑張れば一日300件くらいはいけるのだろうがワタクシ、頑張れない人なのでそんなにはムリ。8時間やってたぶん100件も行かないと思う。自宅作業だしさ。

締め切りがないっていうのも頑張れない理由の一つではあるが、やっていくらになるか分からないっていうのもモチベーションが上がらない理由である。
「いくらにする?一件5円とか10円とか?」グワーッ。
このデータベース自体、そのままではなんの生産性もないもんだから費用対効果の値はゼロである。いや、ゼロ÷ゼロだからイコール不定か。逆に不定だからいくらでもいいってか?

評価というのはありえないとニーチェ〜フッサールあたりで証明されているが、うやむやな実社会では日常的に使われている。8時間働いたからとか、納期までに作ったからとか。
でもそれって対価って言うんじゃないの?評価は与える側と受け取る側の<間>にしか存在しないんじゃないの?

今回の作業は対価であるべきなのでいくらやってもゼロなのだが、さてどういう評価になるかな。

じゃあ昼寝しよっと。