2011/02/08

はじめに言葉ありき~生と死の問題~

「はじめに言葉ありき」というフレーズは旧約聖書じゃなかったかな?ネットで調べればすぐに分かるんだけど、今はその気力がない。新訳の方だったらゴメン。

言い得て妙、である。もれなく構造主義にも繋がる言葉である。

現象としてはあるけどもあてはまる言葉が生まれてはじめてそれは具象化するのである。

病名が一番分り易いたとえかも知れない。
科学の進歩のおかげなのだろうが、日々新しい病名が出現する。医学という一つの産業では歓迎すべきことなのか。病名の細分化・詳細化で忙しくなる人たちもいるだろう。もう産む・生まれることより死ぬ・死んでいくことに焦点が当たっている社会なのかも知れない、日本も。

しかし、「はじめに言葉ありき」とは上手く言ったもんだ。